軍艦島(端島)(ぐんかんじま(はしま))
小さな海底炭坑の島は、岸壁が島全体を囲い高層鉄筋コンクリートが立ち並ぶその外観が軍艦「土佐」に似ているところから「軍艦島」と呼ばれるようになりました。最盛期の1960年には約5300人もの人が住み、当時の東京都区部の9倍もの人口密度に達し、島内には小中学校や病院など生活は全て島内で賄えるようになり、映画館やパチンコホールなどの娯楽施設もそろっていました。端島炭坑の石炭はとても良質で、隣接する高島炭坑とともに日本の近代化を支えましたが、主要エネルギーが石炭から石油へと移行したことにより1974年に閉山、島は無人となりました。2009年4月には一般の方の上陸が可能となりました。
出典:ながさきたびネット
(一社)長崎県観光連盟 長崎県文化観光国際部観光振興課