2025年 新年のご挨拶

新年明けましておめでとうございます。
菓秀苑森長 7代目当主を務めます、森 淳(あつし)と申します。

2025年(令和7年)が皆さまにとって、実り多き年になりますよう祈念申し上げます。

コロナ禍からの回復が進み、明るさを取り戻しつつある中で、長期間の原材料・エネルギー価格の高騰、深刻化する人手不足に伴う防衛的賃上げ、価格転嫁の遅れによる収益圧迫等により、不安を抱えたままの事業活動を強いられています。

又、デジタル技術の急速な進化、深刻化する地球温暖化と頻発する自然災害、緊迫感高まる世界情勢と我々を取り巻く外部環境により不確実性が高まっています。

こういう世の中だからこそ、「お菓子」の持つ役割が重要になってきます。「安らぎ」「語らい」「笑顔」は「お菓子」が運んできます。人の催事記や心の部分と深く関わりあい、潤すことのできる「お菓子」はひとつの文化であります。

長崎新幹線も開業2年目を迎え、関西圏からのお客様も増えたように聞き及んでいます。願わくは、武雄温泉駅から先のルートの早期実現であります。交流人口を増やし、地域が潤うことを切に願います。

日々の菓子作りを通し、豊かな地域(諫早)の創造に少しでも貢献できれば幸甚であります。皆さまの「お越し」を心からお待ち申し上げます。

令和7年元旦
店主敬白